Mac には X11 を必要としたアプリケーションがいくつかあります。特に、マルチ OS に対応したソフトウェアでは、Window システムに X を使ったものが多いです。(WireShark 等) それ以外にも、ssh の -X オプションを使って、リモート端末上で起動したアプリケーションの画面を手元の端末に引っ張ってくる際などに使う機会があります。
さて、Mac では Mac OS X 10.7 Lion 以前では、X11 が標準でインストールされていましたが、Mac OS X 10.8 Mountain Lion では、標準ではインストールされず、代わりに XQuartz というアプリケーションをインストールしなければならないようになりました。Mac OS X 10.9 Mavericks, 10.10 Yosemite も同様で、これからの Mac ではこれが標準になっていくと思われます。
XQuartz のインストールを下記にまとめました。
2014/11/11 追記 Yosemite でも下記の方法でインストール可能なことを確認しました。
2017/7/3 追記 記事を macOS Sierra の内容に更新しました。
XQuartz のインストール方法
1. XQuartz の dmg ファイルをダウンロード
下記リンクから XQuartz の dmg ファイルをダウンロードします。
2. XQuartz のインストーラを起動
dmg ファイルを展開し、XQuartz.pkg をクリックして、起動します。
3. XQuartz をインストール
インストーラに従って、XQuartz をインストールします。ほかのアプリケーションと同様に、基本的には「続ける」をクリックしていけば OK です。
4. XQuartz を確認
インストールが完了すると、/アプリケーション/ユーティリティ/ に XQuartz.app が作成されていますので、正常に起動するか確認します。
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PCB の作成にEAGLE を使おうとX11 を導入しました。OSXの初期のversionでも試用。
他にはオープンソースなアプリケーションで必須な場合があるための備えとして使います。
もともと、Linuxをいじっていたので、X11 は「あるのが当たり前」の考えです。Mklinux ppc も私用からはいり、業務用で導入しました。