【Mavericks】 MacPorts のインストール方法

前回、Mavericks での MacPorts のインストール方法を書きましたが、ソースコードからのインストールだったので、手間がかかりました。

10月25日に MacPorts が公式に Mavericks に対応し、pkg でのインストールが可能になりました。それに合わせてバージョンも 2.21 にアップグレードされました。

下記に pkg を使ったインストール方法をまとめておきます。

1.  MacPorts 公式ページから Mavericks 用の pkg  ファイルをダウンロード

下記リンクから MacPorts のダウンロードページにいき、ページ上部の Mavericks 用の pkg ファイルをダウンロードします。

MacPorts Download&Installation http://www.macports.org/install.php

macports_download1

2. ダウンロードされた pkg ファイルをクリックして、インストーラを起動

ダウンロードディレクトリに保存された、MacPorts の pkg ファイルを起動します。なお、ここでインストール元が信用できない旨のエラーが出る場合は、「システム環境設定」 -> 「セキュリティとプライバシー」の「一般」タブから、すべてのアプリケーションのインストールを許可するようにしましょう。

macports_install

3. インストーラの案内に従い、インストールを完了させる

インストーラに従い、インストール作業を進めます。基本的には、普通のアプリケーションのインストールと同じように進めて構いません。

4. Xcode をインストール

MacPorts の Port パッケージの中には,Xcode を必要とするものがあるため,インストールを行います。

「App Store.app 」を起動し,「Xcode」をダウンロード,インストールしてください。

※ Xcode のインストールには,Apple ID が必要です。

インストールが完了したら,Xcode を起動し,初回のライセンス認証を行ってください。

5. ターミナル.app を起動し、 Command Line Tools をインストール

MacPorts の実行には、Xcode の Command Line Tools のインストールが必要なので、インストールします。コマンド実行後、表示されるインストーラに従い、インストールを行います。

[bash]
#Command Line Tools をインストール
sudo xcode-select –install
[/bash]

Tips

Xcode をインストールして初回起動していない場合,xcodebuild のライセンス認証に引っかかってしまうことがあります。Xcode を起動すれば OK ですが,コマンドライン上でもライセンス認証を行うことができます。xcodebuild -license を実行後,ライセンスの同意書が表示されるので,「q」を入力したあと,「agree」と入力してください。Xcode をインストールしており,初回起動時にライセンス認証をしているのであれば,必要ありません。

[bash]
#Xcode のライセンス認証を行う
sudo xcodebuild -license
[/bash]

6. Ports パッケージリストを更新

MacPorts の Ports パッケージツリーを更新します。基本的にパッケージをインストールする前にこのコマンドを実行するようにしましょう。

[bash]
#Ports を更新
sudo port -dv selfupdate
[/bash]

以上で終了です。好きな port をインストールしましょう。

なお、まだ Mavericks では動作しない Port があるようなので、公式のサポート開発ページから最新情報を入手するようにしてください。